「Dive to world」が初披露から5年半後に1位になったワケ

2026年8月13日

 時は2020年12月。同年2月頃から世界を未曽有の大混乱に陥れた新型感染症の影響がまだ色濃く残っていた時期にこの曲は発表された。

 「Dive to world」

▲ 初披露の様子 [IQP研究生・BudLaBメンバー公式(@member_offical)より引用]

 IQプロジェクト研究生発足後、5曲目に発表された楽曲だ。この12月は、IQプロジェクト研究生にとっても大きな変化が押し寄せた時期だった。同年7月から行われてきた昇格審査を終え、その昇格メンバーが12月6日の公演で発表された。その翌週、12月12日に行われたライブでこの「Dive to world」は初披露されたのだ。
 念願の新メンバーとして正規グループに加入するメンバー、新たなグループに立ち上げメンバーとして参加するメンバー、研究生として挑戦を続けるメンバー、新たなステージに飛び込んでいくそれぞれの姿がまさしく「Dive to world」という曲に込められたメッセージと強くリンクしていた。この曲は、生まれながらにしてメッセージ性の強い楽曲となっていたのだ。

 5年半の時が過ぎた、2026年7月。「IQプロジェクト研究生楽曲!!ファン投票2026!!」で、「Dive to world」が初の1位を獲得した。2023年から始まった同企画も4回目を数える恒例企画となったが、これまで初回の23年から、4位、4位、3位と上位には食い込むものの、トップの座はデビュー曲の「I’m OK♡」に譲る形となっていた。それが今年、ファンからの多くの得票でトップに輝いた。

 それはなぜなのか。

 「Dive to world」は、これまで5年半の間、幾度となく印象的な場面で歌い継がれてきた。夢を掴み取って昇格していくメンバーを送り出す時も、志半ばで活動を辞退することとなったメンバーを見送る時も、選抜ユニットBudLaBの選抜から漏れて涙が止まらなかった時も、いつもこの曲がライブを彩ってくれていた。
 そんなメンバーそれぞれの、ファンそれぞれの思いが積み重なって、それらのドラマがエッセンスとなり、まるで熟成されたウイスキーのように濃厚なメロディーを奏でる楽曲に成長してきたのだ。その結果、ついに今年多くのファンからの票を得ることとなったのではないだろうか。

 次の一年にも、IQプロジェクト研究生には多くのドラマが待ち受けているだろう。来年以降のランキングがどうなるかはわからないが、ファンの感情が揺さぶられる瞬間には、これからも必ず「Dive to world」のメロディーが流れているはずだ。

text by

HAYATO。
週刊 IQPRESS 編集長

インサイト

Posted by hayato21