【トピック】2年半ぶりの7人公演

 IQプロジェクト研究生は、23日に天神・Buddy up!で『6th公演〜強化月間 HOME編〜「7人でLIVE」』を開催した。

 来月27日に開催予定の「発足7周年記念公演」に向けての施策として、そこまでの約1ヶ月間を強化月間と位置付け、14人のメンバーが2つのチームに分かれ7人ずつで単独ライブやイベント出演を行っていく。その施策の初日となったこの日は、普段と異なるメンバーたちの姿を一目見ようと多くのファンが会場に駆けつけた。

 7人公演の開催は、2022年の5月から6月にかけて実施されて以来約2年半ぶり。2チームに分かれての公演も、昨年7月の6人公演以来となる。

対象的なライブで魅せた両チーム

 今回の7人公演では、それぞれのチームのメンバーが主体となってセットリストや構成を考え、リハーサルを重ねた上でこの日のライブを迎えた。一部でダンスの先生などの助言はあったようだが、基本的にはメンバーに一任されていたとのことだ。

 選抜ユニットBudLaBへの選抜を経験しているメンバーが5人含まれるIチームは、セットリストもBudLaB曲を主体に「カッコイイ系」の曲を中心とした組み立てとなっていた。公演中盤には、月野と木崎の2名のみで「YOU」を披露するなど、一部メンバーだけでのユニット曲も組み込んでおり、公演全体で上手い具合に緩急を効かせた構成にまとめていた印象を受けた。月野と木崎は、IQP研究生やBudLaBのライブだけではなく、天野なつのバックダンサーとしてのライブ出演も重ねており、その経験が大いに生かされていた印象だ。
 メンバーを見回しても、5年目の月野はあえて一歩引いた立場から全体を俯瞰し、3年目の市瀬、木崎がチームを牽引していたように感じた。さらに2年目の有栖、夏目がそれをサポートして、1年目の七瀬と望月を上手く押し上げていたような印象だ。このメンバーのバランスも実に絶妙で、理想のグループ構成と言えるだろう。

 一方のQチームは、BudLaB選抜経験者が4名含まれている一方で、残りの3名はデビューから3ヶ月前後のルーキーというメンバー構成となった。4年目の黒田に話を聞くと、今回のQチームについては「ほんわかしたメンバーが多い」と評し、さらに「Iチームがカッコイイ系をやってきそうだから」という理由で、差別化の意味でかわいい系の曲を中心としたセットリストにしたのだと言う。ただ「ちょっとカワイイ系に寄せ過ぎたかもしれない」と反省も口にしていた。
 衣装も2021年に一時的に研究生メンバーが5名まで減った際に行っていた「BudLaB挑戦LIVE」で使用していたBudLaB Tシャツにチェック柄を組み合わせた物を使用していた。その後も、過去の5人公演や6人公演でも使用することはあったが、研究生の衣装の中では年に1回あるかないかのレアな衣装だ。普段のメンバーカラーとは違う色の衣装を纏っており、そういった意味でもエンタメ感が強く出た構成になっていた印象だ。

 今後、同会場での単独公演のほか、HMV&BOOKS HAKATAでのフリーライブもそれぞれのチームで行われる予定となっている。メンバーからは「少しミスがあったからリベンジしたい」という声も複数名から聞かれた。今回好評だった点や反省を生かし、さらに練習を重ねた14名のメンバーがどんなパフォーマンスを魅せてくれるかに注目していきたい。

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Posted by hayato21