【あの子はどっち!?】流した涙の数が彼女を強くする 朝日奈凛佳の雑草魂

2023年6月1日

 4月29日から始まったIQプロジェクト研究生公演「あの子はどっち?」が7月29日ファイナル公演を迎えた。

LinQには2名、新グループには7名のメンバーが選ばれ、ステージ上で笑顔や嬉し涙を見せた。

|「栄光の影にあった挫折」

 しかし、ステージ上には今回惜しくもいずれのグループにも選ばれなかったメンバーも立ち会っていた。

一様に、複雑な表情や悔しそうな表情を浮かべる中、人目もはばからず大泣きしているメンバーが居た。朝日奈凛佳である。

 彼女は、研究生19名の中でLinQ KIDSから昇格した2名のうちの一人だ。

年下の小学生メンバーや同学年の中1メンバーと比べても一際小さい身体ながら、飛び跳ねるような大きなダンスが特長で、ステージ上でも物販でも無邪気な笑顔の元気印がトレードマークだった。

 LinQの新メンバーが発表された第一部公演。

発表後、涙こそ見せなかったが明らかに元気が無いように自分の目には映った。

彼女はLinQ入りを強く志望していると思っていたので、物販で「LinQはきっと近いうち、来年の春とかにはまた加入のチャンスがあると思うよ」とある種励ましのような話をしたのだが、彼女は「それじゃあ長すぎる」と不満そうにうなだれていた。我々大人であれば一年なんてあっという間という感覚だが、濃密な毎日を過ごす彼女たちの世代からすればきっと遠い未来の話なのだろう。

|「人生で初めて味わう挫折」

 そして迎えた第二部公演。

新グループメンバーにも入ることができず、マイクを通さずとも嗚咽が客席まで聞こえてくるほどの大泣きをするまでに至ってしまった。

多くの人は、中学高校での受験や部活動などを通して、様々な挫折を味わうのではないかと思う。

中学1年生になったばかりの彼女は、これが人生においてはじめての大きな挫折だったのかもしれない。

彼女がこれまで真剣に取り組んでいたからこそ、悔しいという思いを抱き涙があふれた。

それはきっと多くのファンの心にも届いていただろうし、運営スタッフの目にも止まっているはずだ。

あの涙はかならずや彼女をより強くすることだろう。

さらにパワーアップした朝日奈凛佳が見られる日を楽しみにしたい。

▲大粒の涙をこぼし目頭を押さえる朝日奈凛佳(LINE LIVEより)

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Posted by hayato21