【特集】5th公演「HOP！STEP！JUMP！」展望

2023年6月7日2023年9月13日

　IQプロジェクト研究生の5シーズン目となる新公演「HOP！STEP！JUMP！」が、2023年6月11日（日）からいよいよ開幕する。新シーズンの開幕に先立って、注目のポイントの解説や今後の展開を予想していく。

10名のメンバーで開幕。新メンバーは…？

　今年1月22日に終了した4th公演から4ヶ月半のインターバルを開けての新シーズンとなる5th公演。今季は10名のメンバーでのスタートとなりそうだ。
　4th公演から引き続き出演する4名に、4th公演のファイナルライブでお披露目され、2月から先月まで特別公演やイベント出演などで経験を積んできた新メンバー6名が加わった。

　10名でのシーズン開幕は、昨季4th公演と同数で過去で最も少ない数字だ。既存メンバー4名と新メンバー6名というメンバーの内訳も、4th公演とまったく同じ構図となる。
　新メンバーの6名は昨年末に開催されたオーディションの合格者と思われるが、この他にもまだステージデビューしていないメンバーが居るかどうかについては、合格者数なども発表されていないため不明だ。

　一方で、研究生よりも歳下の小学生メンバーを中心として活動する下部組織「LinQKIDS」からのメンバー昇格の可能性については、大いにあるのではないかと考える。
　1st公演から3rd公演までは小学6年生から、4th公演ではコロナ禍の影響で思うようにオーディションが行えなかったこともあり、公演を行う人数を補うために小学5年生から研究生への昇格を行っている。ただし、昇格できる学年に達したとしても一定の実力を認められないと昇格には到らないようである。また、本人や親御さんが昇格を望まない場合も昇格せず、小学6年生の3月（or発表会公演開催）まではLinQKIDSでの活動が認められているようだ。
　小学6年生のメンバー2名については、すでに同学年のメンバー4名が研究生としての活動を開始しており、本人側の希望があり、なおかつ条件さえ整えば新メンバーとして合流してくる可能性はあるだろう。小学5年生のメンバー2名についても、近年の実績を見れば可能性としては低くないものの、今季もBuddy up!での公演を中心に考えている場合、ステージの広さを考慮すると12名前後での活動が理想であるため、人数的な制約で来春まで見送られる可能性もあるのではないかと考える。

気になる公演内容は…

　シーズン開幕となる最初の公演は、Buddy up!での開催となった。現状を考えると、今季も4th公演同様、天神周辺の会場を幅広く使用しての開催になることが予想される。ただし、前項でも述べた通りBuddy up!やDRUM SONというような小規模なライブハウスの場合、相対的にステージの広さも限られるため、メンバー数が12名程度までに限定されることになる。なお4th公演では、最大で14名体制となったため、企画として「5人公演」や「7人公演」を行ってきた。現状の10名体制を維持している間は問題ないものの、今後新メンバーを迎え入れて人数が増えてきた時には、この会場問題が再燃することは間違いないだろう。

　セットリストについては、新メンバーが半数以上を占める新体制であるため、引き続きオリジナル曲中心のセットリストで、ライブでの練度を高めていくことになるだろう。そのオリジナル曲も、新曲「あっぱれ競争曲♪」を含め17曲を数えるまでになったことで、一日二部開催でも2回披露することになる曲が数曲に収まるため、多少目先を変えながらセットリストを組むことができるのではないだろうか。

　4月29日の公演内で発表された通り、当面はBudLaB選抜メンバーを巡る争いを主体とした公演が行われていくものと思われる。6月BudLabメンバーは、先日5月28日の公演内ですでに発表されており、残すところ6月末に発表される7月メンバー、7月末に発表されて東京遠征の権利を得る8月メンバーの2回の審査を残すのみだ。

　なお、月野杏咲については、4月から天野なつのバックダンサーとしての出演がある際には、そちらの日程を優先しているため、今後の出演も流動的になってくることが予想される。

　4th公演からの流れを考えると、今回も複数年単位のロングシーズンになりそうな予感だ。いずれやってくる昇格審査に向けての争いがいよいよ幕を開ける。