【特集】IQプロジェクト研究生の現在地(1)
2月から新体制での活動を開始したIQプロジェクト研究生。2月から5月までは、特別公演やイベント出演をこなし、6月からは満を持して「5th公演 HOP! STEP! JUMP!」が開幕した。
5月の公演からは、選抜ユニットBudLaBの活動も再開。5月選抜メンバーには、活動4年目を迎える月野杏咲、4thシーズンでも選抜経験のある橘杏音、初選出となる黒田さい、織多莉鈴のほか、新メンバーからも櫻井あや、宮岡ゆあ、森山結友が選ばれるなど、今まで以上にフレッシュな顔ぶれが並んだ。
6月選抜メンバーでは、5月末を持って活動を辞退した橘杏音に代わり、恋本みみが念願の初選出を果たした。続く7月はメンバーの変動がなく、前月に引き続き同じ7名での活動となった。そして、ひとつの目標とされていた東京遠征メンバーとなる8月選抜が7月30日の公演で発表された。
選ばれたのは、月野杏咲、黒田さい、織田莉鈴、恋本みみ、櫻井あや、宮岡ゆあ、森山結友の7名で、結果としては6月から3ヶ月間メンバーの変動がなかったことになる。
8月に東京遠征があることで、メンバー全員ここをひとつの目標として取り組んできたものの、9月以降もこのBudLaB選抜は続いていくものと思われる。ひいては、研究生メンバーが目標とする「正規グループへの昇格」にも繋がっていくため、熾烈な争いが続いていくだろう。また、8月にはIQプロジェクトとしては初の試みである「アイドル体験レッスン」も開催されるため、今秋以降には新メンバーの合流の可能性もあり、その争いはいっそ熱を帯びていくことだろう。
ここでは、8月選抜メンバーには残念ながら選ばれず、悔しい夏を過ごしているであろう3名にエールの意味も込めて注目していきたいと思う。特長や課題について筆者なりの考察を交えながら紹介していく。
舞台度胸はピカイチ【市瀬四季】
研究生加入前にもアイドル活動経験があるというだけあって、本番のスイッチが入った時には安定したパフォーマンスができている印象を受ける。パフォーマンスだけ見れば選抜メンバーと遜色ない部分も多々あり、選抜に一番近いメンバーと言えるだろう。一方で、公演中でもそのスイッチがふと切れてしまったのかなと感じる場面を時折見かけることがあり、集中力を維持するという点が今後の課題のひとつになりそうだ。
物販でも人懐っこい性格を見せており、遠慮なく踏み込んで話してくれるので、「物販はアイドルちゃんがお話してるのを聞いてるのが楽しい派」の皆さんはぜひ遊びに行ってみてもらいたいメンバーのひとりだ。
長身を活かして【木崎沙紀】
長身でショートカットという容姿から、快活なスポーツ少女が想像されるが、デビュー当初は人見知りを発揮して、引っ込み思案な一面が見え隠れしていた。ただ最近では、本番のステージやレッスン中の出来事として、他のメンバーとのエピソードも多く聞かれるほか、ファンに対しても特典会で積極的に話題を振る姿も見られるようになってきており、早くも殻を破りつつあるといえるだろう。
長い手足を生かしたかっこいいダンスにもより磨きをかけて、BudLaBはもちろん、難関曲「YOU」への選抜にも期待したい。
笑顔を絶やさない努力家【葉月陽愛】
ステージデビュー時には、特にダンスやフォーメーションの部分で苦労している様子が見受けられたものの、先週できていなかったことが今週できているというのをこの半年間毎週のように目の当たりにして、その成長スピードに驚かされたファンも多いだろう。当初は、難しいステップや動きの多いフォーメーション移動の場面で、集中しすぎて真顔になってしまっていることもあったが、最近は常に満面の笑顔で歌い踊る姿が目立つようになってきている。
何より心が洗われるようなこの笑顔は、今まで見たどのアイドルよりも輝いて見える。影の努力家がこのまま着実に成長を続ければ、選抜メンバーに選ばれる日もそう遠くないはずだ。
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